住所:東京都東久留米市学園町
形式:コーポラティブハウス(共創型戸建住宅)
本計画はコーディネーターによる提案内容のため、
実際と異なる場合があります。
学園町の杜で
“暮らし”をつくる
木々とともに歳月を重ねる
東久留米市学園町を守り続けてきた緑たち。私たちはこれら“木立”と、まちに暮らす人との関係に焦点をあてたいと考えて「学園町の杜 木立の家」と名づけました。
“木立”は、この敷地に植えられる一本一本の樹木にとどまらず、学園町に連なり、やがてまち全体の風景をつくっている存在です。今回施工を担当する岡庭建設さんが手がける国産材の家もまた、木立の一部として重なります。
「学園町の杜 木立の家」に住むということは、 木々とともに歳月を重ね、まちの風景を少しずつ育てていくこと。 そんな“育てる暮らし”に共感してくれる人と、この場所をつくっていきたいと考えています。
学園町について
東久留米市学園町は、学校法人自由学園が1925年に開発したまちです。日本で4つしかない学園都市の一つとして知られており、古きよき意匠が息づく歴史的な建築物や、深い緑に囲まれた宅地など、100年以上かけて築かれてた歴史と住まい、自然が調和したまちなみは今日まで暮らす人々によってまもられてきました。
都心から電車で15分ほどとアクセスは良好。最寄駅「ひばりヶ丘」駅から徒歩10分ほど歩きすすめると、まるで避暑地のような緑深いエリアに入っていきます。色濃く豊かな緑の数々に、沿道には手入れがされた花々が並び、訪れる人たちはその姿に魅了されます。
学園町の緑のありかた
学園町の邸宅の多くには大小さまざまな庭が存在しています。初めて訪れる人が口々に言うのは「緑が豊かで整然としている」ということ。まるで緑地のあり方にルールがあるかのようです。
このまちの緑には3つのポイントがあります。その一つは立面としての緑の存在。道に沿って生垣や低木がまるで帯のように連なっています。お隣さんと境界がありつつも一体感を保っているかのよう。そして、塊として緑の存在も気になります。緑が細かく存在するというよりは、塊のように群生する様は隣家とのゆるやかな境界を保っています。さらに、シンボルとしての緑の存在も象徴的です。屋根より高い松の木や針葉樹といった大木の存在は、今まちの「ここ」を歩いているよ、と示してくれているかのようです。
立面としての緑地
塊としての緑地
シンボルとしての緑地
学園町憲章
2008年のこと。学園町の文化と理念を継承していくために、住民の総意によって「学園町憲章」を制定しました。 緑深く由緒正しき歴史のある、この街を愛し継いでいくために「我が街を自らが育んでいこう」という想いをあらわしたのです。憲章には4つの宣言がかかげられており、新築や開発時に既存の樹木を可能な限り残し、小さなスペースでも植樹や生垣を奨励することで、暮らしの豊かさを守ることを基本方針としています。
まちの中に表示板として13箇所存在しています。
Living Space
EIKA studio×岡庭建設
EIKA studio
今回木立の家の設計を手がけるのはEIKA studioです。EIKA studioは建築家の榮家志保さんが主宰する一級建築士事務所。建築と風景との連続性を大切にしています。今その土地の持つ景色や地形を生かし、建築を「連続的な経験」として設計し、道から建物、利用、帰路までの一連の流れを生み出しています。
榮家さんの古巣「大西麻貴+百田有希/o+h」の基本理念は、国内でも、国外でも高い評価を得ており、榮家さんもその教えを胸に日々取り組んでいます。
EIKA studioさんの考えである「建物はただ異彩を放ちその場に立ち尽くすものではない。その土地の景色や地形、人々となじませていくもの。生き物のように捉えて、手入れ・育てていく」に、木立の家の考える「緑を共に育む関係性とその緑のある景色を残したまま新たな住宅の形に変容させること」が重なったことから、今回EIKA studioさんに参加いただいています。
生かした設計が特徴的。
EIKA studioによる設計モデルプラン
本計画はコーディネーターによる提案内容のため、
実際と異なる場合があります。
岡庭建設
西東京市で50年以上の歴史を持つ岡庭建設は「みんなでつくるくらし。」を理念に、地域に根ざした家づくりを続けています。「愛着を持って永く住み継ぐ自然素材の木の家」をコンセプトに、太陽や風など自然の力を活かす設計手法「パッシブデザイン」を重視。高性能な住まいを実現するため、大工を社員として育成し、技術を継承することで手づくりの造作家具なども得意としています。お引き渡し後も、メンテナンスから将来の改修、次世代への継承までお客様と二人三脚で歩む「ワンストップ・トータル・サポート」で、世代を超えて住み継がれる価値ある一棟をお届けしています。
今回は自然素材を重視した地域の工務店さんという点が私たちの目指す考えと重なったことから参加いただきました。
夏は涼しく、冬は暖かい。
Architectural Style
ともにつくる“暮らし”
コーポラティブ形式は、あらかじめ完成した住宅を「買う」のではなく、住まい手自身が主役になって家づくりに参加するスタイルです。同じ想いを持つ人たちが集まって建設組合をつくり、設計や施工、管理のルールづくりまで組合員が一緒になって考えるスタイルです。そのため分譲住宅や建売住宅では実現できない暮らし手の視点に立った住まいとまちなみをつくることができます。
学園町は、長く大切にされてきた景観を守り大切に育みたい地域。コーポラティブ形式だと、まちなみ全体を見渡して外構や緑、建物を調整できるので各家庭の庭の枠を超えた「つながる緑」や「共有の外構計画」が可能になります。地域の風景や生態系を分断せずより豊かに育てていけるため、この形式がより一層マッチしているのです。
「どんな暮らしをしたいか」「どんな風景を残したいか」に共感する仲間が集まることでひとつひとつの住宅を超えた、みんなで育てる宅地風景が持続していきます。
HITOTOWAがコーディネートしたひばりテラス
住民同士がゆるやかなつながりを育んでいます
学園町の杜 木立の家で
大切にしたい3つのこと
-
- ①風景と調和した住まいづくり
- ① 学園町憲章に掲げられたまちなみや景観に寄り添い、建物の形や素材、外構のデザインまで全てチームが一緒になって考えます。個々の家だけでなく、周囲の緑や道ゆく人の視線も意識しながら、まち全体に調和する住まいを目指していきます。
-
- ② 庭や外構を“みんなの緑”として育てる
- ②閉じた庭から開けた庭へ。お隣と敷地全体がつながるような景観を意識し、空間が連続していく風景を目指します。各邸宅の庭にある緑は住まい手同士が手を携えて楽しむ“みんなの緑”として育みます。そして緑は周囲の家々にも開かれていき、地域と呼応しながら育てていくのです。
-
- ③ 暮らし手が主役のコミュニティ形成
- ③家やまちなみだけでなく、暮らし方や使い方まで住まい手同士が話し合い、共感して決めていきます。計画段階から顔の見える関係を築くことで、入居後のコミュニティや維持管理も自然に続いていく関係を大切にします。
※構想段階であり、変更の可能性があります。
Life Style & Location
学園町とそのまわりで
つくる“暮らし”
池袋から電車で15分ほどにある東久留米市学園町。都心にほど近い距離にあるコンパクトなエリアながら、一歩歩くとハッとするほど豊かな緑地が点在します。近くには澄んだ小川があり、鳥のさえずりが聞こえるこの地は、人々がつながりを大切にしながら豊かなものづくりの心や文化を育んできました。木立の家は、これらを肌で感じられるまちなみの中心に存在しています。
池袋駅まで17分(西武池袋線 急行)
渋谷駅まで約36分(西武池袋線、JR埼京線 急行)
東京駅まで約41分(西武池袋線、東京丸の内線 急行)
Outline
| 価格 | 7,280万~ |
|---|---|
| 建物面積 | 区画A:82.28㎡ 区画B:79.49㎡ |
| 管理費 | なし |
| 修繕積立金 | なし |
| 所在地 | 東久留米市学園町 |
| 交通 | 西武池袋線「ひばりヶ丘」駅 徒歩13分 |
| 構造 | 木造 2階建て |
| 土地権利種別 | 所有権 |
| 敷地面積 | 125.45㎡~129.11㎡ |
| 都市計画 | 市街化区域 |
| 用途地域 | 第一種低層住居専用地域 |
| 建蔽率 | 40% |
| 容積率 | 80% |
| その他 | ペット可/地目:宅地/総戸数:2戸/法22条区域/デザイン:一級建築士事務所EIKA studio/施工:岡庭建設株式会社/古家あり(解体後引き渡し)/入居開始:2027年春以降予定/駐車場あり(各区画1台分)/住居兼事務所可/新築 |
- 上記はコーディネーターによる提案内容のため、実際と異なる場合があります。
- 計画内容は建設組合の総意に基づいて決定されます。
会員登録された方に詳細な情報を公開しています。
会員登録は右のフォームから











